LilyGirls

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LilyGirls
鹿児島大学3年
小平万瑠美さん 伊崎都子さん 山下真里佳さん 東郷真奈さん
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「笑顔を届ける」ことをコンセプトに、ファッションショーや動画制作を行ってきたLilyGirls。この夏には、活動拠点である鹿児島大学で『鹿大浴衣登校日』を企画運営し、多くの学生を笑顔に。そんなLilyGirlsのマネージャーとモデルの方々にお話を伺いました。

◆LilyGirlsが発足したのは、いつですか?
山下真里佳さん(以下、Y):2012年の9月8日です。

◆9月8日に何かあったんですか?
小平万瑠美さん(以下、K):『LilyClaireCollection』っていうイベントが2012年9月8日にあったんです。これは、鹿児島の大学に通う女性が「ファッションショーをしてみたい!」という思いで企画したファッションショーで、モデルさんを探してらっしゃいました。その時に今の幹部の4人がモデルとして参加して、「私たちもこういうファッションショーを企画してみたい!」と思って『LilyClaireCollection』のLilyを取って、LilyGirlsを作りました。私たちが初めて企画して行ったファッションショーが『LilyFriendsCollection』です。

1回目のショーの集合写真(LilyFriendsCollectionの時の集合写真)

◆3人(小平さん伊崎さん山下さん)とも発足時から関わってらっしゃるんですか?
K:はい、そうです。1年生の時からです。

◆主な活動はファッションショーをすることですか?
K:そうですね。ファッションショーを通して、お客さんに「笑顔を届ける」ということをコンセプトにしています。そのコンセプトのもとに何をするかと考えて、ファッションショーをしたり、恋するフォーチュンクッキーの動画を撮ったりしました。

【恋するフォーチュンクッキー鹿児島大学ver. presented by Lily】
https://www.youtube.com/watch?v=zCug1-UKrBA

◆恋するフォーチュンクッキーの動画、拝見しました!すごく可愛いかったです!「笑顔を届ける」というコンセプトのもとに、ファッションショーを企画したとのことですが、みなさん、ファッションに興味があったのですか?
Y:LilyGirlsが発足する原点がファッションショーだったっていうのが大きいかなと思います。
伊崎都子さん(以下、I):メンバー全員がファッションに興味があるとか、モデルになりたいというわけではないです。モデルを目指していない子でも、人前で歩くことで、「自分に自信がついてきた」って言う子もいます。やっぱり、自分に自信がないと何事も成し遂げられないと思うので、自信を持ってもらうためにファッションショーで人前に出ることにも意味はあると思います。
K:ある意味で、私たちはファッションショーという非日常を生み出しているので、その舞台でしか経験できないことを勇気を出して経験してほしいです。スポットライトを浴びるとか、いい感じの音楽が流れているところを可愛い洋服を着て歩くとか、それだけの演出が用意されているので、あとは、自分に対するちょっとの勇気なんですよ。その勇気を出すことで自分に自信を持ってほしい。モデルに対しては、そういう風に伝えています。

練習風景(ショーに向けて、練習をしている様子)

◆2回目のファッションショーからは企業から場所などを借りてショーを開催してらっしゃいますが、苦労したことはありますか?
K:そうですね。2回目のショーは彼女(Y)が企画したファッションショーです。社会人グループや大学のダンスサークルにも出てもらったので、彼女はダンスサークル・学生モデル・社会人グループの人たちという3つの団体を指揮する中で、苦労もあったと思います。
Y:1回目のショーと2回目のショーは開催日が近くて、実質同時進行で進めていたので、大変でした。

2回目のショーの様子(企業に場所を提供してもらって開催された2回目のショーの様子)

◆皆さんに聴きたいのですが、今までの活動の中で一番印象に残っているエピソードは何ですか?
I:イベント会社の方に声を掛けていただいて、ブライダルファッションショーをさせていただいた時のことなんですけど、私たちは今までいろいろやってきて、「こうしたら観てる人が楽しくなるんじゃないか」とか「観てる人が笑顔になれるんじゃないか」というアイデアをいっぱい出してきたんです。でも、その時は、相手もプロだしドレスを売ることを商売にしている人たちの視点と私たちの「楽しいことをやれたらいいな」っていう視点が違うんだということが勉強になりました。他のショーの時も視点の違いを感じることがありました。例えば、私たちはショーの時に「抽選会をやりたい」っていうアイデアを出したんです。プレゼントが貰える抽選会もあるよっていう風に宣伝すると、人も集まるし、みんな物が貰えて嬉しいだろうなと思って案を出したんですが、企業からしたら、それは利益にならないからできないっていう風に言われました。学生の発想と、大人の発想は違うんだなと思って勉強になったし、印象に残っていますね。伊崎さん(伊崎さん)

◆こういう活動に関わっていないと、学生のうちにその感覚を直に養うことは、なかなかできないですよね。
I:そうなんですよ。「学生らしさ」「学生らしさ」って言うのも大事なんですけど、社会では通用しないこともあるんだなと思いました。それに、実際に発言していかないと、自分たちの意見が間違っているかどうかも分からないと思います。

◆私たちに対して「学生らしいもの」をすべての人が求めているとも限らないですもんね。小平さんはどんなことが印象に残っていますか?
K:2つあります。私たちで企画した『LilyFriendsCollection』の場所が、普段はファッションショーをするような場所ではないので、こんなところでファッションショーなんてできない、人も集まらない、絶望的だと思ったんですよ。LilyGirlsの名前もまだ知られていないですし、私たちはまだ1年生だったので友達も少ないし、どうやってお客さんを増やそうかと悩みました。1枚500円のチケットをみんなで手売りして、最終的に300枚チケットを売って、280人の方に来場していただけました。お客さんからも、「ただのかっこいいファッションショーじゃなくて、LilyGirlsらしいファッションショーだった」って言って貰えました。洋服もストーリー性を持たせて、工夫していたので「45分間全く飽きなかったよ」とも言って貰えたんです。どういう環境でファッションショーをするかも大事ですけど、それよりも、私たちがどういうコンセプトでどんな企画をするかが本質で、そこが伝わればいいんだと思って嬉しくなったことが印象に残っています。
あと一つは、3回目のショーの時のことです。私が企画を担当して、初めて衣装提供をしていただきました。無料で衣装提供していただくことは、難しいんですが、地域の人たちに支えてもらってできました。その中で、叱られることもあります。でも、敬語の使い方や人への接し方など、社会的な経験を積ませて頂けたなと思います。

小平さん(小平さん)

◆LilyGirlsで積んだ経験は、一生ものでしょうね。山下さんはどんなことが印象に残っていますか?
Y:私はショーのことというよりは、中身の方が印象的です。自分がモデルより企画に重きを置いているからっていうのもあるんですけど、最初の企画の段階から自分たちでやってきて、毎日夜遅くまで集まって泣きながら話し合ったり、ぶつかりながら話し合った時もありました。そのときのことが、嬉しい時や良い案が出たときよりも印象に残ってますね。たった1時間のショーの為に何十日、何十時間もかけるので、それが凝縮したショーなんだっていう思いがあります。表面的なものだけじゃなくて、どういう風に行われているのかっていう中身の部分が大事だなと思います。私たちの活動を取材していただけないかなと思って、テレビ局に企画書を持って行ったことがあるんです。その時に、「君たちは、映画研究会の人が映画を見せるようなものだよ。それが自分たちのパフォーマンスであるファッションショーに変わっただけだよ。」って言われました。自分たちでは、「頑張ってる」って思っていたけれど、他者から客観的に観たら、そうは観えないんだっていうショックもあったんですけど、そこから自分たちのモチベーションがすごく上がりました。どうやったら、主観的なファッションショーじゃなくて、客観的に観てもより楽しめるファッションショーになるかって、考え方が変わった時ですね。

◆ほー、皆さんに共通しているのは、他者からの叱咤激励を受けたことが印象に残っているんという部分ですね。
Y:嬉しい時よりも、叱られた時の方が印象には残っているし、今の自分に生きていますね。

◆(3回目のショーからモデルとして関わっている東郷真奈さん登場)
K:彼女はLilyGirlsに入って、すごく変わったんです。

山下さんと東郷さん(左:山下さん 右:東郷さん)

◆LilyGirlsに加わって、考え方など変わったことはありますか?
東郷真奈さん(以下、T):LilyGirlsに入るまでは、ファッションとかメイクも気にしなかったけど、こういう経験をして、ファッションやメイクの楽しさを味わえたし、それを常日頃からやろうっていう女性らしさが出てきました。

◆人前に出ることで、ファッションやメイクへの想いが開花したのでしょうか?
T:女性らしくいることも大事だなと思うようになりました。

◆それは、ファッションショーをしているからこそ、得られる変化かもしれないですね。LilyGirlsのメンバーらしい変化ですね。

◆「笑顔を届ける」ために、企業などとコラボレーションしながら活動をしていた皆さんが、今回、『鹿大浴衣登校日』という大学とのコラボレーションともいえる企画を立てた理由を教えてください。
Y:小平の思い立ち(笑)
K:そうなんです(笑)これは私がLilyGirlsを巻き込んでしまったんです。鹿大の前に長崎大学が浴衣登校DAYを行っていて、そのポスターをTwitterでシェアして、「鹿大でもやりたい~」ってつぶやいたら、48リツートされたんです。「そんなにみんな浴衣着て学校行きたいんだな」と思って、「これしようよ!」って言って(笑)2時間後に決めて、勝手にポスターを作ってやろうと思ったら、LilyGirlsの子たちに「ちゃんと企画をしよう」って止められて(笑)
でも、みんな、すごく仕事が早くて、3日後くらいにちゃんとしたポスターも作って公表しました。

鹿大浴衣登校日ポスター(鹿大浴衣登校日のポスター)

◆最初は結構勢いで走り出したのですね。仲間たちがすぐにノッて協力してくれるっていうのは、いいですね。準備段階で、楽しかったことはありますか?
I:楽しみにしてくれる人がいっぱいいるってことですかね。
K:やっぱり賛否両論受ける企画ではあるんですよ。でも、友達が「浴衣着てくるよ」って言ってくれたり、学食でご飯食べてたら、知らない人が「浴衣登校日、浴衣着るよね?」って話をしていた時は、すごく嬉しかったですね。
Y:あと、先生。
K:大学の教授が応援をしてくれるのも嬉しかったです。

◆大学で何かをするうえで、先生方の応援は嬉しいですよね。
I:先生方も結構LilyGirlsを応援してくれています。よく相談にも行くんですよ。例えば、企業とコラボをするとき、ファッションショーから販売促進につなげるためのアドバイスを経済学の先生に頂いたりしています。先生たちは凄く協力的で、鹿大の先生っていい人多いんだなって思います。

鹿大浴衣登校日公報(学内の掲示板にも浴衣登校日のポスターを掲示)

◆大学や先生方を違う面から観るきっかけにもなるんですね。
K:たぶん、鹿児島大学だったから私たちの団体はこんなにいろんなことを出来るんじゃないかなと思います。先生方も「進取の気風(鹿児島大学の基本理念)」のもとに、いろいろ応援してくださっているのがありがたいです。自分たちがやりたい!と思って、それを発信していけば、応援してくれる。その舞台は確実に鹿児島大学にあります。だから、他の鹿大生も何か動こうと思えば、動かせるし、LilyGirls以外の人たちも、いろんな活動をしていったら、楽しいんじゃないかなって思います。

◆それを聴いて、私が勝手に嬉しくなっちゃいました(笑)鹿児島大学に入学して、よかったなーと。
I:LilyGirlsの企画で「恋するフォーチュンクッキー」の鹿児島大学バージョンを撮ったんですけど、すごく反響がありました。「鹿大、面白そうなことやってるねー」とか「楽しそう!」とか。今回の鹿大浴衣登校日についても、Twitterでリツイートしてくれた人のコメントを見ると、「鹿大楽しそうだね」って言ってくれている人が多くて。そういう、「鹿大楽しそうだね!」「鹿大いいね!」っていう意見をもっと増やしたいんですよね。

◆自分たちが楽しいだけじゃなくて、その楽しさがを伝播できているのは凄いですね。こそんなLilyGirlsさんがこれからやりたいことを教えてください。
I:企業×鹿大×LilyGirls のイベントをしたいですね。
K:鹿児島県の企業×LilyGirlsのイベントを鹿大でしたいです!

◆最後にお一人ずつ読者へのメッセージをお願いします!
Y:私は、もともと県外にでたくて鹿大には行きたくないなっていう思いを持っていたんです。結果的に鹿大に来ることになって、最初の頃は「早く4年間終わらないかなー」って思っていました。大学の楽しさも感じていなかったんです。教授との距離も遠いし、部活も入らなかったし、何が楽しいのかも分からなくて何をすればいいのか悩んでいた時期もあったんです。でも、LilyGirlsに出会って、毎日がキラキラしてるし、県外に行った子たちも「鹿大いいな」「鹿大にすればよかった」っていう言葉を聞くことがあって、それを受けて、私は結果オーライだったなと思います。環境は自分次第でどうにでもできると思うから、自分がやりたいことはこの4年間でやって、やりたいことは声に出していった方がいいと思います。言霊って絶対あるから、声に出してほしいです。輝く場所って自分次第でつくれると思います。どこに行っても自分次第です。あと、批判されることを恐れないことも大事だと思います!

◆そうですね。やりたいことを声に出して言えているだけでも、実現に近づいている気はします。伊崎さんからもメッセージをお願いします。
I:やれないことは何もないと思います。自分で夢を声に出していれば、自然とチャンスが巡って来るっていうのがあると思います。私たちも実際にそうでした。自分に自信を持つことが大事だと思います。

◆今日お話を聴いて、チャンスの掴み方はいろいろあるんだなと改めて思いました。まずは声に出すことですね!東郷さんからも、メッセージをぜひ。
T:私は、誰でも気持ちと行動があれば綺麗になれるし、その笑顔は人を幸せにすると思います。

◆その言葉は、とても身に沁みます。私も綺麗になろう(笑)では、最後に小平さんからメッセージを。
K:自分がやりたいことは、どんなに不可能そうでも、工夫をすれば可能になるし、むしろ工夫をした方がもっといいものになるってことをこの大学生活で学んだので、皆さんにも是非可能になるような工夫を考えていってほしいです。

◆できないことやリスクを考えることよりも、出来るようになる工夫を考える時間の方が有意義ですよね。ふむふむ。私もいろんな工夫をしてきたいと思います。ありがとうございました!

LilyGirls05

◆編集後記
ずっとお話を聴いてみたいと思っていたLilyGirlsさんにやっとインタビューをすることが出来ました。終始、明るく丁寧にインタビューに答えてくださいました。多くの協力者や応援者に対して心から感謝していることや、自分たちのしていること、やりたいことに対しての自信も伝わってきました。きっとそういう側面を持った方たちだからこそ、応援してくれる人も多いのだろうなと思います。私も残りの大学生活をたくさん楽しむぞー!と思えました。まずは、身だしなみに気を使うことから始めようと思います(笑)
本当にありがとうございました

(インタビュー・文 吉野さくら、インタビュー中の写真 濵津綾乃)

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鹿児島大学法文学部4年。趣味は散歩とピクトグラム採集。1か月の半分は鹿児島、残りの半分は地元である宮崎県西都市で生活しています。最近のマイブームは、「こけし」。好きな寝相は「仰向け」です。